ナイトウィザード

 前回のレポートもまだなのに、次の今回予告。
 いやほら。こーゆーのってノってる時にやった方がいいので。
 

幕間*1
 衝撃、朦朧、浮遊感、そして飛ぶ意識。
 気が付けば私の体は昏い空に漂っていた。五体の感覚は既に無く、力を込めた背から羽音が 聞こえないのは耳がやられたからか、それとも既に翼が無いのか…。
 それでも未だ死ぬ事は許されない。それが蠅の女王の眷属たる私の宿命であり、耳元で囁く蟲がその証明だ。
「結局、ラピュータにアナタが入り込めた時点でアタシの勝利は確定なわけよ。」
 あの時、女王はそう口にした。ラピュータ墜落が叶わなくとも、最終的に魔導書がもたらされれば世界結界は崩れ去ると。
「ブラド・ストラルグは確かに力ある魔術師だったわ。自力で不死への道を探し当てた程のね。」
 言いながら、物言わぬ骸の如き眠り人を見る。それはまるで同情の念でも持ったかのような視線。
「彼の魔導書はあらゆる望みを叶える程の力を持っているわ。…だからこそ、この世界では手に余る。」
 女王は微笑した。
 
 今頃、裏界ではかつてないほどの軍勢が世界結界崩壊の時を待ちわびているに違いない。
 全てはあの方の計画通りに進んでいる。
 私と彼が再び合間見えることすら、予定調和の出来事。
 それをおかしいとは思わない。私はそうは作られていない。
 だが…
 なぜだろう…
 
 ナイトウィザード・ハイエスト(2)
 『人ならざる恋人へ』
 
 さようなら、私の愛した人。
 
 
ハンドアウト
 
PC1
コネクション:アルディナ
推奨クラス:勇者
 キミはずっとアルディナを見守ってきた。そしてこれからも変わらない。彼女は生まれ変わる度に美しく、そしてまたその愛も変わらない。
 現在の彼女はごく普通の女性で、キミもまたごく普通の男性。今度の週末には彼女の誕生日で、一緒に映画を見に行く約束をしている。
 それは絵に描いたような幸福。
 何かが…おかしい。
 
PC2
コネクション:アンゼロット
推奨クラス:強化人間
 ラピュータ墜落を阻止したキミは久しぶりの休暇を楽しみ、そしてまた任務に復帰した。
 ロンギヌスは仕事こそ命がけだが、その対価は破格のものである。優秀で部下の信頼厚いアンゼロット指揮官の下、隊員達は日々世界の平和を護るため戦っている。
 本当に?
 何かが…おかしい。
 
PC3
コネクション:ブラド・ストラルグ
推奨クラス:人造人間
 フィーリアを地上に連れ帰ってから一ヶ月が経過した。彼女もすっかり修理され、今では新たな主人の下で働き始めているという。
 主人の名はブラド・ストラルグ。高名な魔術師だそうだ。
 そして誰もそれを疑問に思っていない。
 何かが…おかしい。
 
PC4
コネクション:バーニィ=バービィ
推奨クラス:魔術師
 キミが確保した魔導書はダンガルド魔術学校にて保管されることとなった。
 リリア=レフス、ディナ=ブロウ、ラグナ=グナ。一度に3冊もの魔導書を手に入れたキミに称賛が送られる。
 3冊? キミが手に入れた魔導書は本当に3冊だったか?
 何かが…おかしい。
 
PC5
コネクション:特になし
推奨クラス:転生者
 一万年と二千年前から愛してる。君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない。
 千年の孤独を超えて巡りあえた、艶やかな眼差しにシェキダン、シェキダン。
 何かが…おかしい。

*1:見直したら全然今回予告じゃなかったので、ちゃんとした今回予告は後で載せます