やはりファンとして応援するべきではないかと思い、
 かつてのなのはAsの時と同様に強化月間に入る事にしました。
 
 というわけで仕事が忙しい中、ようやくブラックブラッドブラザーズを見ました。
 1、2話一気見です。
 (ちなみに無料ネット配信http://character.biglobe.ne.jp/BBB/movie.htmlからどうぞ。)
 (1,2話共に来週火曜日の昼までの公開なのでお見逃しの無きよう。)
 
 で、感想ですが大満足でした。
 絵のクオリティも高く、話もいきなり香港聖戦からだったのでのっけから派手なバトルシーンを堪能です。
 ただアクション寄りになった分、原作ファン以外には話が分かり辛かったかも、と思いましたが。
 
 ちょっとだけ解説を入れますと、1・2話共にタイトルに入る前のシーンは過去の回想です。
 本編を現在として、1話冒頭のシーンは「1997年・香港」香港聖戦(後述)の真っ最中です。最愛の人を失くしたばかりで、ジローさん物凄く気が立ってます。
 2話冒頭は本編の数ヶ月前の北国(ロシアかな? 不明)、それまで住んでいた土地を離れる時の話です。ちなみにこの時出てきたクロウという人、既に数百歳のオールドブラッド*1でジローと同じく日本出身の剣の達人だったりします。そういえば源“九朗”義経は奥州平泉で死なず大陸へと渡っていったなんて伝説も有りますがはてさて。
 
 OPを見るにやはり本編3巻までがベースのようで、「特区上陸が主軸になるとカンパニーの同僚の人たち出番無くね?」というのだけが心配ですが、それ以外は概ね期待のみです。
 最初の吸血は4話か5話くらいでしょうか? 原作の文章だけでも凄まじい疾走感を与えてくれたあのくだりがどのように映像化されるか楽しみで仕方ありません。

 
 ※香港聖戦(九龍ショック)
 BBBの世界設定を他の吸血鬼物と比べた時に最も異なるのがその社会的立ち位置です。
 BBB世界は現実世界とほぼ変わりませんが、吸血鬼に関しては「実際に存在する、ただし既に絶滅した」というのが公の見解です。
 この「吸血鬼の実存」を世界に知らしめたのが、前述の香港聖戦。とある吸血鬼の血統の暴走*2によって吸血鬼同士の総力戦が発生し、香港一帯が壊滅した事件です。
 戦争終結後、政府や各報道機関は「吸血鬼の絶滅」を謳って騒乱を収めましたが、実際に絶滅した訳ではないのは本編をご覧の通り。
 そこでヒロイン*3ミミコさんの所属するオーダーコフィンカンパニーのような吸血鬼事件を収拾する組織が頑張る訳です。*4

*1:N◎VAで言うところのエルダー

*2:このあたりの話は本編で語られるだろうから省略

*3:ヒロインですよ、ヒロインなんですよ。一応。話進めば見せ場あるんですよ

*4:ちなみに吸血鬼の存在は秘密なので、カンパニーは公には葬儀会社という事になってます